ホームページに何を書けばいいか|小さな会社・お店・教室に必要な7つの項目と、書く順番

「ホームページを作りたいけれど、何を書けばいいか分からない」
制作のご相談で、いちばん多く聞く言葉です。デザインの好みは決まっているのに、載せる文章が決まらなくて、そこで何か月も止まっている。そういう方が本当に多い。
結論から言うと、書く内容は決まっています。お客様が知りたいことを、知りたい順に書く。 それだけです。この記事では、その「知りたいこと」を7つの項目に分けて、順番どおりに説明します。
この記事でわかること
- 書く前に決める、たった1行のこと
- 小さな会社・お店・教室に必要な7つの項目(書く順番つき)
- 書かなくていいもの
- 文章が書けないときの、10の質問
- 1ページで済む場合と、5ページに分ける場合
書く前に、1行だけ決める
項目を書き出す前に、次の1行を埋めてください。
「(誰)が、(何)をして、(どうなる)ためのホームページ」
たとえば「本庄市で子どもの習い事を探している保護者が、教室の雰囲気と月謝を確かめて、体験レッスンを申し込むためのホームページ」。
この1行が決まると、何を書くか・何を書かないかが自動的に決まります。逆にこれが決まっていないと、あれもこれもと載せて、結局「何の会社か分からないページ」になります。誰に来てほしいかの決め方は、依頼前の準備は3つだけにも書いています。
必要なのは、この7項目
お客様がホームページを開いてから問い合わせるまでに、知りたいと思う順に並べています。上から順に書いてください。 下の項目ほど、なくても何とかなります。
1. 何をしている、誰のための店か(最初の画面の一文)
ページを開いて最初に見える場所に、「どこで・誰に・何をしているか」を一文で書きます。
- 良い例:「本庄市児玉町の、大人と子どものピアノ教室です」
- 良い例:「熊谷市で、築30年以上の住まいのリフォームをしています」
- 悪い例:「あなたの暮らしに、音楽のよろこびを」
悪い例のような言葉は、読んだ人に何の店か伝わりません。きれいな言葉は、この一文の下に添えるものです。
2. サービスの内容と料金
何ができて、いくらかかるか。ここが書いていないホームページは、読んだ人が「たぶん高いんだろう」と想像して、問い合わせずに閉じます。
料金は、正確な金額を書けないなら「目安」と「何で変わるか」を書きます。「外壁塗装 80万円から。家の大きさと塗料で変わります」で十分です。「お問い合わせください」だけの料金ページは、書いていないのと同じです。教室の場合の書き方は、教室の料金ページの書き方にまとめています。
3. 頼んだら、どうなるか(流れ)
問い合わせてから、サービスを受けて終わるまでの流れを、3〜5段階で書きます。
「LINEで相談 → 現地を見て見積もり → 契約 → 工事(2週間)→ 引き渡し」
初めて頼む人は、頼んだあとに何が起きるかが分からなくて不安です。流れが書いてあるだけで、「ちゃんとした会社だ」と感じます。
4. 実績と、お客様の声
「何件やったか」「どんなお客様がいるか」「そのお客様は何と言っているか」。数字と固有名詞があるほど信用されます。
- 「2021年から100社以上」
- 「熊谷市のカフェ〇〇さま:『開店から3か月で、検索から来るお客様が週に10組になりました』」
お客様の声は、長い文章でなくていい。1〜2行で、具体的な変化が書いてあるものが効きます。まだ実績がない場合は、この項目は飛ばして、5の「人」を厚くしてください。
5. 人(代表・スタッフの顔と言葉)
小さな会社やお店を選ぶとき、お客様は最後に「この人に頼んで大丈夫か」を見ます。顔写真と、なぜこの仕事をしているかの短い文章。これだけで、問い合わせの数が変わります。
写真は、スマホで撮った自然な笑顔で十分です。かしこまった証明写真より、仕事中の一枚のほうが伝わります。
6. 場所・営業時間・連絡先
住所、地図、最寄り駅からの道順、駐車場の有無、営業時間と定休日、電話番号。当たり前のようで、抜けていることが多い項目です。特に「駐車場があるか」「何時までやっているか」は、それだけで来店をやめる人がいます。
住所と電話番号は、Googleマップに登録した表記と一字一句そろえてください。理由は地域SEOのやり方に書いています。
7. 問い合わせの方法(1つに絞る)
電話・メール・LINE・フォーム。全部並べると、かえって迷います。お客様がいちばん使いやすい1つを目立たせて、残りは小さく。教室やお店ならLINE、会社相手なら電話かフォーム、が目安です。
問い合わせのボタンは、最初の画面と、各項目の終わりに置きます。ページの一番下にしかないと、そこまでたどり着く前に閉じられます。
書かなくていいもの
7項目の前に、こちらを削ったほうが早いことが多いです。
- 長い会社の歴史や沿革:お客様は創業の経緯を知りたいのではなく、今、何をしてくれるかを知りたい
- 抽象的な理念:「お客様第一」「誠心誠意」「地域に根ざした」は、どの会社にも書けるので、何も伝えません。書くなら「〇〇だから、△△しています」と具体にします
- 業界用語:お客様が使わない言葉は、読み飛ばされます。「施工」より「工事」、「レッスン体系」より「コースと料金」
- 全部のサービス:できることを全部並べると、得意なことが埋もれます。この1行で決めた相手に必要なものだけを書きます
文章が書けないときは、10の質問に答える
「書けない」の正体は、たいてい「白い画面に向かって、うまい文章を書こうとしている」ことです。文章を書こうとしないでください。質問に答えるだけにします。
- どこで、何の仕事をしていますか
- 主にどんな人が来ますか(年齢、住んでいる地域、困りごと)
- その人は、何に困ってあなたを探しますか
- あなたに頼むと、その困りごとはどうなりますか
- 料金はいくらですか。何で変わりますか
- 頼んでから終わるまで、どういう流れですか
- これまでに、どんなお客様がいましたか。何件くらいですか
- お客様から、よく言われる言葉は何ですか
- あなたは、なぜこの仕事をしていますか
- 問い合わせは、何でしてほしいですか
この答えを、話し言葉のままメモに書き出してください。それを7項目の順に並べ替えれば、ホームページの原稿の8割はできています。整った文章にするのは最後です。自分で整えるのが苦手なら、AIに「この内容を、お客様向けに短く整えて」と頼むだけで形になります。やり方は中小企業のAI導入は何から始める?に書いています。
1ページで済む場合と、5ページに分ける場合
7項目を、1ページに縦に並べるだけで、ホームページとしては成立します。教室・個人のお店・サービスが1つの会社は、まず1ページで十分です。
ページを分けるのは、次のどれかに当てはまるときです。
| 分けたほうがいい場合 | 分けるページ |
|---|---|
| サービスが3つ以上ある | サービスごとに1ページ |
| 料金の説明が長い | 料金ページ |
| 実績・事例が10件を超える | 実績ページ |
| 地域名で検索されたい | 対応エリアのページ |
| お知らせや記事を続ける | お知らせ・コラム |
分けた場合も、トップページには7項目の要点を短く残してください。トップだけ見て問い合わせる人が、いちばん多いからです。
よくある質問
Q. 文章の量は、どれくらい必要ですか?
1ページなら、全部で1,000〜2,000字が目安です。長いほど良いわけではありません。7項目がそれぞれ2〜4文で書けていれば、十分に伝わります。
Q. 写真がありません。文章だけでも大丈夫ですか?
作れます。ただ、5の「人」の写真だけは、スマホで1枚撮ってください。顔が見えるかどうかで、問い合わせのしやすさが大きく変わります。それ以外の写真は、あとから足せます。
Q. 料金は書きたくありません。
書かないと、問い合わせが減ります。競合に見られるのが嫌、という理由が多いですが、競合はすでに電話をかけて聞いています。見ていないのはお客様だけです。正確な額を出せないなら、下限と「何で変わるか」だけでも書いてください。
まとめ:知りたい順に、7つ
- 何をしている、誰のための店か
- サービスの内容と料金
- 頼んだら、どうなるか
- 実績と、お客様の声
- 人
- 場所・営業時間・連絡先
- 問い合わせの方法(1つに絞る)
書けないときは、10の質問に話し言葉で答える。文章を整えるのは最後です。
関連記事:ホームページ制作、依頼前の準備は3つだけ/教室の料金ページの書き方
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