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WordPressからCloudflareへ移行するには|3つの方法と、向いている移り方

WordPressからCloudflareへ移行するには|3つの方法と、向いている移り方

2026年10月21日、ホームページを動かす仕組み「PHP」に重大な脆弱性が見つかり、多くのサーバー会社が、予防のためにサイトを一時的に止めました。WordPressもPHPで動いているので、「この機会にWordPressをやめたい」「Cloudflareに移したほうがいいと聞いた」という声が増えています。

この記事では、なぜ移行したほうがいいのか、「WordPressからCloudflareへ移行する」と言われる3つの方法の違い、検索順位を落とさずに移るための注意点を、専門用語をできるだけ使わずにまとめます。

PHPの脆弱性そのものについては、PHPの重大な脆弱性とはにまとめています。

この記事でわかること

  • なぜ、WordPressから移行したほうがいいのか
  • 移行すると、何が良くなって、何ができなくなるのか
  • 「Cloudflareへ移行する」3つの方法の違い
  • 検索順位を落とさずに移るための注意点

なぜ、WordPressから移行したほうがいいのか

WordPressは、PHPという仕組みと、データベース(文章や設定をしまっておく場所)で動いています。便利な反面、安全に使い続けるには、次の4つをずっと最新にしておく必要があります。

  • WordPress本体
  • テーマ(見た目)
  • プラグイン(追加の機能)
  • PHP(サーバーの中の仕組み)

どれか1つでも古いままだと、そこが乗っ取りの入り口になることがあります。今回のPHPの件のように、急いで直さなければいけない日も、年に何度かやってきます。

ところが、小さなお店や教室のホームページは、「月に何回か、お知らせや料金を直すだけ」ということがほとんどです。ほとんど中身を変えないサイトのために、更新作業と乗っ取りの心配を抱え続けるのは、割に合いません。

そこで、WordPressをやめて、PHPもデータベースも使わない、ページそのものを置いておくだけの形(静的なサイト)にして、Cloudflare(クラウドフレア)に置く人が増えています。

移行すると、何が良くなるのか

1. 乗っ取りの入り口がなくなる

PHP・データベース・ログイン画面がなくなるので、今回のような脆弱性を狙われる入り口そのものがありません。

2. 更新作業がいらなくなる

WordPress本体・テーマ・プラグイン・PHPの更新がなくなります。「更新したらサイトが崩れた」ということもなくなります。

3. サーバー代がかからない

Cloudflareには、こうしたサイトを無料で置ける仕組み(Cloudflare Pages)があります。小さなお店や教室のサイトなら、無料の範囲で十分です。ドメイン代は、これまでどおりかかります。

4. 表示が速くなる

ページを世界中の配信の拠点から届けるので、スマホでもすぐに開きます。

5. 一斉の停止に巻き込まれにくい

今回のPHPの件では、多くのサーバー会社が、修正を当て終わるまでサイトを止めました。PHPを使っていないサイトは、PHPの修正を待つあいだ止める必要がありません。

代わりに、できなくなること

  • WordPressの管理画面から、自分で文章を直すこと(直したいときは、制作会社に頼む形になります)
  • ネットショップ・会員ページ・予約など、プラグインに頼っている仕組み(別のサービスにつなぐか、作り直しになります)

「Cloudflareへ移行する」3つの方法

「WordPress Cloudflare 移行」で調べると、実は意味の違う3つの方法が出てきます。

方法1:WordPressのまま、Cloudflareを前に置く

ドメインの設定を変えて、今のWordPressの前にCloudflareを置く方法です。表示が速くなり、攻撃を防ぐ設定も使えます。今回のPHPの脆弱性についても、Cloudflareは攻撃を防ぐ設定を、無料のプランも含めて自動で入れました。

ただし、WordPressとPHPはそのまま残るので、更新はこれまでどおり必要です。Cloudflareも、この設定はあくまで応急の守りで、PHPの更新はやはり必要だとしています。

方法2:WordPressをやめて、PHPを使わないサイトにして、Cloudflare Pagesに置く

今のデザインと文章を、PHPを使わない形に移して、Cloudflare Pagesで公開する方法です。上の「良くなる5つ」が、すべてこの方法の話です。

10ページ前後で、更新は月に数回という、小さなお店や教室のサイトにいちばん向いています。

方法3:CloudflareのEmDash(エムダッシュ)に移る

EmDashは、Cloudflareが作った新しいホームページ作成の仕組みで、2026年9月28日に正式版が出ました。WordPressの記事を取り込む道具もあり、管理画面で自分で更新できます。

ただ、WordPressのテーマやプラグインはそのまま使えず、作り直しが必要です。出たばかりの仕組みなので、今のところは詳しい人向けです。

3つの方法の比べ方

方法1方法2方法3
中身前に置くPHPなしにEmDash
PHPの心配残るなしなし
更新作業必要ほぼなし必要
サーバー代今のまま0円※場合による
自分で更新できるできないできる
向いている機能が多い小さなお店・教室詳しい人

※方法2も、ドメイン代はこれまでどおりかかります。

検索順位を落とさずに移るための注意点

移行でいちばん怖いのは、検索での順位が落ちることです。次の6つを押さえておくと、落ちにくくなります。

  1. ページのアドレスを変えない:変えるときは、古いアドレスから新しいアドレスへ自動で案内する設定(転送)をする
  2. お問い合わせフォームを動くようにする:WordPressのフォームはPHPで動いているので、別の仕組みに置き換える
  3. メールを確かめる:今のサーバーでメール(info@〜など)を使っているなら、サーバーはすぐに解約しない。メールの移し先を先に決める
  4. 画像・PDFも移す:ページの中で使っているファイルを、取りこぼさない
  5. 計測を引き継ぐ:Googleアナリティクスの設定と、Search Consoleの登録をそのまま使えるようにする
  6. ドメインのつなぎ替えは最後に:仮のアドレスで仕上がりを確かめてから、本番のアドレスにつなぐ

自分でやるか、任せるか

方法2は、技術に慣れている方なら自分でもできます。ただ、上の6つのうち1つでも抜けると、フォームが動かない、メールが届かない、順位が落ちる、といったことが起きます。慣れていない方は、移行に慣れた制作会社に任せたほうが安心です。

NEXT VALLEYの移行サポート

NEXT VALLEYでは、WordPressのサイトを、今のデザインと文章のまま、PHPを使わないサイトに移して、Cloudflareで公開するお手伝いをしています。

  • 移行だけ:30,000円(税抜)。10ページまで、11ページ目からは1ページにつき1,000円(税抜)
  • 移したあとの更新も任せる:初期0円・月額8,980円(税込)。今のデザインのままでも、この機会に新しいデザインに作り直すこともできます

ページのアドレスを保つ設定、お問い合わせフォーム、ドメインのつなぎ替えまで含めて、こちらで行います。仕上がりを仮のアドレスで見ていただいてから公開します。

詳しくはWordPressからの移行サポートをご覧ください。

まとめ

  • WordPressは、本体・テーマ・プラグイン・PHPの更新をずっと続ける必要があり、小さなお店や教室には割に合わないことが多い
  • 「Cloudflareへ移行する」には3つの方法があり、小さなサイトには、PHPを使わないサイトにしてCloudflare Pagesに置く方法が向いている
  • 移るときは、ページのアドレス・フォーム・メールの3つを特に気をつける

※ 2026年10月22日時点の情報です。出典:Cloudflare「php2shell の脆弱性への防御」、Cloudflare Pagesの変更履歴、webhosting.today「EmDash 1.0 is stable」。

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