ホームページ制作の見積もり、どこを見ればいい?相場と落とし穴を制作会社が解説

ホームページ制作の見積もりを取ると、多くの経営者がこう感じます。
「A社は30万円、B社は120万円。何が違うのか全く分からない。」
無理もありません。制作会社の見積もりは「デザイン一式」「コーディング一式」のような書き方が多く、中身が見えないからです。この記事では、制作会社の立場から、見積もりのどこを見るべきかを正直に解説します。
なぜ同じ「ホームページ」で金額が4倍も違うのか
結論から言うと、「作る範囲」と「考える範囲」が違うからです。
- 作る範囲:ページ数、フォームの有無、スマホ対応、写真撮影、文章作成…
- 考える範囲:誰に向けたサイトか、どんな言葉で検索されたいか、どうやって問い合わせにつなげるか…
30万円の見積もりは「作る範囲」だけのことが多く、120万円の見積もりには「考える範囲」——つまり戦略設計や公開後の集客が含まれていることがあります。逆に、高いのにデザイン費だけということもある。 だから金額そのものではなく、内訳を見る必要があるのです。
見積もりでチェックすべき5項目
1. 文章と写真は誰が用意するのか
見積もりで一番トラブルになりやすい項目です。「原稿はお客様支給」と小さく書かれていて、いざ制作が始まると「文章を全部書いてください」と言われる。本業の合間に自社サイトの文章を書くのは、想像以上に大変です。
確認:「文章・写真の用意も含まれていますか?」
2. スマホ対応は「本当に」含まれているか
今どきスマホ対応は当たり前——のはずですが、「PCサイトを縮小表示するだけ」の格安プランも存在します。アクセスの6〜8割はスマホです。ここを削ってはいけません。
確認:「スマホでの表示は専用に設計されますか?」
3. 公開後の更新は誰がどうやるのか
「お知らせを1つ直すのに毎回1万円」では、更新は止まります。更新が止まったサイトは、検索エンジンからもお客様からも「動いていない会社」に見えます。
確認:「自分たちで更新できる箇所はありますか?更新を頼む場合の費用は?」
4. SEO(検索対策)はどこまで含まれるか
「SEO対策込み」という言葉はほぼ無意味です。タイトルタグを設定するだけでも「SEO対策」と言えてしまうからです。大事なのは、どんな言葉で検索した人に見つけてほしいかを設計してくれるかどうか。
確認:「どのキーワードで、どのページに人を集める設計ですか?」
5. 公開後、何をしてくれるのか
ここが一番大事です。ホームページは公開してからが本番。アクセスは来ているか、問い合わせにつながっているか、数字を見て改善する体制があるかどうかで、1年後の成果はまるで変わります。
確認:「公開後のレポートや改善提案はありますか?」
「安い見積もり」の落とし穴
安さ自体は悪ではありません。ただ、安い見積もりには理由があります。
- テンプレートに流し込むだけ(あなたの会社の強みは反映されない)
- 原稿・写真は全部自社で用意(実質、大きな手間コストを払っている)
- 公開したら関係終了(集客はすべて自己責任)
これらを分かった上で選ぶなら問題ありません。分からずに選ぶと、「安く作ったのに何の成果も出ず、結局作り直し」という一番高い買い物になります。
一番確実な方法:金額の前に「提案」を見る
見積もりの数字をいくら眺めても、その会社の実力は分かりません。
一番確実なのは、契約の前に具体的な提案を出してもらうことです。あなたのサイトを見て、どこが課題で、何をどの順番で直し、どんな成果を目指すのか。それを具体的に語れる会社は、金額に関係なく信頼できます。逆に、提案の前に契約を急がせる会社は、金額に関係なく危険です。
NEXT VALLEYでは、契約の前に無料でサイト診断・改善提案・お見積もりをお出ししています。他社の見積もりを見て「これって適正?」というセカンドオピニオンのご相談でも構いません。しつこい営業は一切しませんので、気軽にどうぞ。